こんな戸惑いは世界共通El Deafo 読了

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この記事の所要時間: 140

2015年のニューベリー賞銀賞ということで、ずっと気になっていたのが図書館に入ったのでさっそく読んでみました。グラフィックノベル(コミック)なのですが、とっても読みやすい。総語数を検索してみたら17,071語と出ていたんだけど、本当にこんなにあるのかしらん?ってくらい。ちなみに、私には意外と英語の漫画って読みづらいです、日本の漫画の英語版とかも。

El Deafo

El Deafo

17071語/P233。2015年ニューベリー賞オナー賞(銀賞)受賞作のグラフィックノベル。著者のCeceが子供の頃の話。巨大な補聴器を胸にぶら下げて耳に着けて学校で友達を作るのは本当に大変。「耳が不自由だから」という扱いをされる日々、本当はもっとクラスメイトと、友達と、仲良くなりたいのに……距離は全然近づかない。Ceceには本当の友達はできるのか? More info →
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夜中に読みだして気が付いたら読み終わっていました!

耳があまりよく聞こえない著者の子供の頃のお話ということなんだけど……耳が聞こえないってことに戸惑ったり、自分がそうだってことを知って戸惑ったり、友達がほかの友達への接し方と違うことに戸惑ったり……とっても素直なんだけど優しすぎて気持ちを表に出せない女の子Ceceの戸惑いっぷりが、もしかしたら日本人にとっては、そうそう!と共感できるんじゃあないかな?ってすごく感じました。

少なくとも私は、耳のことは想像するしかないけれど、戸惑いのいくつかはとっても共感。大人でいいおばちゃんになった今でも、そうそうそうそうっていうか、心で思っても言えないこととかあって、本当にかわらない。

本の中で自分がまるで透明の泡の中にいるみというか、自分の周りに大きな泡があって、友達とかと近づけないというような表現があったんだけど、それがとても興味深いのと同時に、ちょっと身につまされました。

Ceceはとっても明るい素直な子なので、全体的には明るくてとっても楽しいお話に仕上がっています。

でも改めて「やさしさ」って難しいなぁって思います。何がやさしさなのか、道徳の授業みたいだけれども考えさせられる作品でした。グラフィックノベルってことで難しいかもしれないけれど、日本の子どもたちにも読んでもらいたい作品だなぁと思います。

Waka / 和香

TV番組ディレクター / ライター / 翻訳家(まだ卵) at フリーランス
報道やドキュメンタリー番組を手がけるTVディレクター。ウェブライターの仕事もやっています。また出版翻訳家と断言できるよう勉強中です。
英語洋書の多読や読書が趣味。海外ドラマ、映画もかなり好きです。
◆◇ 次回予告 ◇◆
次回の記事はたぶん、きっと……
Secret Kingdom: 1: Enchanted Palace読了 」になる予定です。読み逃しなく♪
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