面白くて止まらない「TimeRiders」読了

LINEで送る
Pocket

この記事の所要時間: 232
TimeRiders

TimeRiders

Author:
Series: TimeRiders, Book 1
Genres: Fantasy, SF, Young Adult
Tag: 上級者向け
100,045語。時は2040年…タイムトラベルが可能になった時代…死ぬ運命にあったさまざまな時代の少年少女たちが「タイムライダーズ」として時の番人として、歴史を元に戻すための戦いに挑む! 2001年、あの9.11の2日間を永遠に繰り返し、歴史を見続けるタイムライダーズ。その初任務は何と、アメリカが第2次世界大戦敗戦でドイツに占領されている世界!?しかも核戦争でNYはウォーキングデッドかバイオハザードか…。 そんな世界をタイタニックから死ぬ運命だったアイルランドの少年Liam、2010年の爆弾テロで死ぬはずだったアメリカの女性Maddy、2026年の世界から助けられたインドの少女Sal。この3人は守れるのか!? More info →
Buy from Amazon Kindle
Buy from Amazon

もし「今」が「今」じゃなかったら…

もしこの歴史が本流じゃなく間違ったものだったら…明日の朝、起きてみたら、実は違う歴史を生きていたら…「今」を覚えていないかもしれないけれど、それでも後悔しない生き方ができるだろうか。

相手が「ロボット」だったとしても、ハードさえ残っていたら生き返らせる?ことができるとしても、それでも「殺せ」と言われたら、自分はどうするだろうか。

YAというか児童書だし、もちろん荒唐無稽なSFなので(笑)深刻に考える話ではないんだけれども(笑)

時間って不思議で、ふとあの人は何をやっているだろうか…と大切な人を想うとき、その人の「今」には自分はいなくて、考えてさえもいないかもしれない、そんな時、ちょっぴり寂しかったり不思議だったり思うことがあったりする。そんな自分だから思うのかもしれないけれど…

SFなのにリアリティが女性も虜にする​話!?

そんなことを考えたのは、このTimeRidersが荒唐無稽なSFの中に「リアリティ」があったからかもしれない。まさに村上もとか氏の「仁」のように。

設定がとにかく面白い。1912年という過去のタイタニック号で死ぬはずだったLiam、2010年の飛行機テロの爆発で死ぬはずだったMaddy、そして2026年の未来の高層ビルで死ぬはずだったSal。この3人が時間警察として歴史を見守り、そしてもし改ざんされるようなことがあれば修復する。

時代がバラバラだけに、Liamは「ターミネーター」なんて映画も知らないし、近代的なNYに驚く中で、現代の読み手の私としては「今」に共感するし、歴史を改ざんしようとする悪者は悪者ではなく、彼らの「今」がよくないから、いい世界にしたくて歴史を改ざんしようとする、その「今」私たちにとっての未来だけど、は、このまま世界が突き進んでしまったらもしかしたら本当に来てもおかしくない未来だし。

そんな中にバイオハザードかウォーキングデッドかなんて思うようなアカポリス化してしまう現実だったり、突っ込みどころがあることも面白い(笑)

#多読的にも…おすすめな理由は…

何といっても「新しい話」なだけに、まだ日本語になっているのは2巻まで。これだけ面白くて、謎もたくさん残っているので、きっと面白くなるはず!多読をやっているからこそ、こんな本がいち早く読めるわけなんです♪

タイムトラベル物だと分かりにくいこともあるけれど、1チャプターがすごく短くて、そのチャプターごとに時代や場所が分かれているので、すごくわかりやすくて読みやすくなっています。

英語のレベル的には…主人公たちの会話はすごく分かりやすくて、歴史的なものはちょっぴり難しめだったけれども、ストーリーに引き込まれてなんとなく読めちゃいます♪

​ちなみにこの巻と2巻目は邦訳が出ています。
 

Waka / 和香

TV番組ディレクター / ライター / 翻訳家(まだ卵) at フリーランス
報道やドキュメンタリー番組を手がけるTVディレクター。ウェブライターの仕事もやっています。また出版翻訳家と断言できるよう勉強中です。
英語洋書の多読や読書が趣味。海外ドラマ、映画もかなり好きです。
◆◇ 次回予告 ◇◆
次回の記事はたぶん、きっと……
Secret Kingdom: 1: Enchanted Palace読了 」になる予定です。読み逃しなく♪
RSS購読はこちら →
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存